あなたの心、今日は何色? 辛くても、悲しくても、寂しくても "があれば  Yumeiroだよ!


月曜日から気持ちのテンションを上げるのは難しいですね。ま、今週も頑張りましょう。

東日本大震災では、震災直後から自衛隊、消防庁(東京消防庁)、警察庁(警視庁)、海上保安庁などが実働部隊として活躍しています。自衛隊は史上空前の10万人規模が参加しています。
この災害支援活動で忘れてはいけないのが米軍の存在です。彼らは戦術の核となる空母まで動員して支援活動を行ってくれています。(空母は最近になって離脱しました)
空母は決して単独では行動しませんので、駆逐艦(おそらく潜水艦も)も伴っての活動です。
そのミッション名が "Tomodachi 作戦” です。このネーミングには、彼らの「形式的な活動ではないよ」との意思表示が込められているように思いました。震災直後のヘリコプターによる救出活動、災害支援物資の搬送、不明者の捜索など、その活動は多岐に渡っています。
日本国民の一人として「Arigatouーありがとうございます」と伝えたいです。
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▲ 空母ロナルドレーガンと駆逐艦
 

この米軍の大きな存在感は、政治的には微妙な要素を含んでいるのでしょうね。一般国民の目線でも"軍隊” というものの存在意義みたいなものを改めて考えなければいけないと思いました。
現実問題として、現在の民間所有の機材、あるいは公的機関所有の機材であっても、今回の自衛隊や米軍が行った活動と同じレベルで使えるものはありません。これは事実です。
相手を倒す(場合によっては殺す)ことを目的に作られた組織や機材が "人を救う” ことに最も優れた能力を発揮する…。皮肉な現実です。

沖縄の方の目線を想像してみると、もっと難しい状況に気がつきます。市街地にある普天間基地の移設問題は政治的にもHotな事案でした。この基地の移設先とされている辺野古地区の方も含めて、複雑な心境なのではないかと想像します。この基地に所属するヘリコプターも多数が被災地支援にあたっているからです。これも皮肉な現実です。

自衛隊は"軍隊”ではありません。しかし、実態は"軍”そのものです。これも事実です。「専守防衛」に徹した恐らく世界唯一の"軍”です。恐らく外国の方には、専守防衛の意味は判らないと思います。

"軍”…この存在を改めて検証しなければいけないのかもしれません。
子供の頃、サンダーバードという子供番組がありました。
サンダーバード公式HP には下記のような説明が…
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21世紀の世界は科学技術がめまぐるしく発展し、人類にとっては夢のような世界であった。しかし、その科学技術はひとたび事故を起こせば逆に大惨事となる危険性をはらんでいる。そのような時代背景の中、西暦2065年、アメリカの世界的な大富豪、ジェフ・トレーシーによって国際救助隊(INTERNATIONAL RESCUE ORGANIZATION)が設立される。ひとつの国や救助組織では対応できない大惨事から人々を救出するためである。

公式HPの上記の文章を読んで驚きました。皆さんも同じではないですか?
正に今の世界の状況そのものですよ! そして我が国で起きた今回の震災までも。

国益の為に相手を倒す(殺す)という時代を終焉させたいと本気で思いました。我が国から始めれば良いのですよ。今回の震災の教訓から学び、自衛隊や消防庁、海上保安庁を横断的に再編成して"専守防衛・国際救助隊” にしましょうよ。
国益のために相手を助けるために活動する組織。"国益のため” を隠す必要も恥じることもないと思います。世界はその行動を支持すると思います、私は。皆さんはどう思われますか?
 
♪平井堅 キミはともだち