福島第一原子力発電所から離れている横浜ですが、自転車で走っているとやはり「放射線」がどのくらい自分の周りにあるのかちょっと気になりますね。なのでこんなものが目に留まりました。

【@Yumeya】さんというサイト上で「放射能の可視化」によって

情報提供している【microsievert.net】 という情報サイトが紹介されています。

核燃料や放射能・放射線といった解りにくい情報の可視化は有益だと思います。

我が家では放射能の現状理解のため家族全員にこのサイトを見せました。子供達にも解りやすかったようです。

今のところ私の体には「花粉」のほうが影響大のようです。 目が…かゆい…。

 

今日の横浜は暖かな一日でした。

昼食を食べに自転車でふらりとふらりと走っていたらピンク色の花が目に留まりました。

すっかり春だなぁ。

冬と春の移り変わりの時に震災がありましたから、気がついたら春になっていた…みたいな感じですね。
NEC_0178

 

東北の被災地の春は辛い現実がありますが、着実に復興への動きも伝わってきています。

復興にあたっては国家として大胆な施策を是非とも実施してほしいですね。

ただ…我が国の政治家達にその器量があるか、が問題ですが。

 

その評価には賛否両論がありますが、かつて田中角栄さんという政治家の方がいました。(以降敬称略)

”コンピューター付きブルドーザー”と言われた方です。

晩年は汚職や金脈がらみで評価を落としましたが、政治家として優秀であったことは否定できないと私は思います。

間違いなく戦後の日本の経済的発展に大きく寄与した政治家だと思っています。

この”田中角栄”が成し遂げた数々の成果は、彼が”政治屋”でなく”政治家”として職務を全うしていた時期が確かにあったからだと私は思います。

雪国の郷里新潟を愛する心、地域格差の解消、住宅問題、道路整備の施策など、この政治家がこだわったテーマについて語られた出版物は数多くあります。ご本人の著書の「日本列島改造論」は有名ですね。

是非一度それらの本をご覧になってください。今の政治家に欠けているものが見えてくると思います。

私は 集英社文庫の「政治家 田中角栄」を何度も読み返しました。(後日ご紹介しようと思いますが、かつての上司がこの方に通じるものがありまして…。その当時からこの上司の対策・理解のために(?)何度も読み返しました。)

この本はこの政治家の秘書をされていた早坂茂三さん(この方もすごい方でした)が書かれたものです。一気に読めてしまいます。

 

東北関東大震災の被災地復興には、大胆かつ戦略的な「被災地域改造論」といったスケールで語れる政治家が必要だと思います。

津波対策1つとっても「堤防で防ぎ低地を守る」から「海抜高度の高い地域を戦略的に創る」ぐらいの施策が必要な気がします。

もちろん環境対策や経済性の検証は必要でしょう。

しかし膨大な費用を注ぎ込んでまた堤防を造るよりも有益なような気がします。

低地部分の土砂を活用して高地を造り、港湾や海辺を逆に奥まで引き込み海との接点を増やす…。

水産関係の業態が多い地域ですから住地域と海(職場)の関わり方や形態は新たな視点やアイデアで取り組むべきだと思います。

 

日本の土木・建築技術が優れていることは明らかです。この苦境に対して活用しない手はありません。

この新たな視点やアイデアで津波対策に取り組むことは、地球規模で問題となっている温暖化による海抜上昇に対してもとても有益だと思います。

海辺の震災復興のための技術や施策は、世界中のお役にたてる技術になると思います。

我が国には優れた土木技術者、建築技術者が沢山います。その他にも環境、情報、デザインといった分野で優れた能力やノウハウを持った方々が大勢います。(官民共にです)

復興のために立ち上がった多くの方々、多くの技術者の方々、優れた官僚の方々、優れた政治家の方々、皆が力を合わせれば、復興における「優れた解答」が導きだせると思います。

また、この「優れた解答」は復興のためだけでなく、心を痛め祈っていただいたり手を差しのべてくれた世界中の方々に「お役にたてる形でお礼」が出来るものであると思います。

 

私も信じます。この国がまた元気に立ち上がり、世界中の幸せのためにお役にたてる国になることを。

皆さんもそう思うでしょ?